蛇は巳であり金局三合(巳、酉、丑)となり財運を表します。
また蛇は水神の化身とされ、水でお金を洗うと金運がアップすると言われています。
四緑木星には「巽に斎(いつ・く)う」という言葉があり、水で洗ったお金を財布に入れておくと財布の中にお金が居着くといわれています。
その蛇の中でも白蛇は最高の霊力を持つ弁天様のお使い姫であり、脱皮ごとに再生し、生命の源・出世・金運・財運をもたらす商売繁盛の神、金運が開ける神として古来から人々に崇拝されています。
そんな白蛇にまつわる伝承や白蛇を神として祭る岩国の白蛇神社をご紹介しますので、何をやっても上手くいかない時には、この記事を思い出し、白蛇の持つ力で開運を目指してみてください。
伝説ではなく現在も日本に生息する白蛇とは
白蛇は伝説の生き物ではなく、今も主に山口県岩国市などに生息しています。
白蛇は大きいもので長さ180㎝、胴回り15㎝ほどになり、文字通り全身は白く光沢があり、目だけは赤くルビーのようで、その姿は神秘的です。
黒っぽい普通の蛇は見るのも苦手な人が多いと思いますが、白蛇はグロテスクというよりは可愛いと感じる人もいるでしょうし、実際に性格もおとなしく温順で人に危害を加えることもありません。
記録では「岩邑年代記(がんゆうねんだいき)」に、今から約 270年前に岩国城の麓に初めて出現したと書かれていますが、実際に白蛇がいつ誕生したのかは不明で、アオダイショウが色素細胞を持たない突然変異をおこし、それが遺伝してきたと言われています。
白化が遺伝的に安定した例は世界的にも報告されておらず、大変珍しく貴重なものです。
大正13年12月9日、山口県の錦川を挟んだ今津、麻里布、川下地区が国の天然記念物の生息地域に指定され、昭和47年8月に「岩国の白蛇」として白蛇そのものが指定されました。
自然界のシロヘビは昭和40年代まではよく見られたようですが、現在は生息数が少なくなったために、岩国市では保護施設を設けて飼育、増殖を図っています。
白蛇を祭る山口県岩国市の岩國白蛇神社
岩国白蛇神社の御祭神は宗像三女神と宇迦之御魂神(宇迦弁財天)で、白蛇そのものを神様として祭っているのではなく、白蛇を使いにしている神様が祭られています。
しかし岩國白蛇神社はシロヘビの保護と信仰に基づき、白蛇観覧施設に隣接した場所に創建された経緯があり、白蛇神社にはシロヘビをモチーフにしたデザインが随所に取り入れられ、手水舎の水はヘビの口から出ているほどで、イメージとしては「白蛇の神社」であり、商売繁盛や豊穣の神でもある弁財天の使いとして白蛇が崇められています。
白蛇神社にお参りし、お守りを身に着けていると金運がアップして高額の宝くじに何度も当選した、商売がうまくいくようになった、仕事で独立出来た、という金運や財運アップ、商売繁盛の経験をした人の声が広まり、全国から金運財運を授かろうとする多くの人が訪れる、開運の神社として白蛇神社は有名になりました。
日本全国に有名無名多数の神社が存在する中、このような評判が集まる神社には何かあると考えるのが自然でしょう。
白蛇神社のご利益については、webを検索すれば実際に参拝した人の多くの情報が見つかります。
偶然といえばそれまで。
信じて行動する力を得られるパワースポットと考え、神秘なる白蛇に会いにいってみてはいかかでしょう。
白蛇だけでなく白いものには力が宿る
ここでご紹介した白蛇だけでなく、日本には白鹿、白虎、白龍など、実在伝説関わらず白いものを神とする考えが古来よりあります。
そして風水でも白い色には金運向上をはじめとする多くの力があるとされ、白い財布を持つと金運財運がアップすると言われています。

このような理由で白蛇の財布をお探しの人も多いですが、この記事でご紹介したとおり、白蛇は天然記念物であり、その皮を使った財布は作ることが出来ません。
ホワイトパイソンの財布として出回っている白い蛇柄財布も実はホワイトパイソンの皮ではなく他の動物の皮を使っているので、世界中を探しても本物の白蛇の皮で作られた財布は市販されていません。
よって風水的にも金運アップの効果があり、厄年のお守りとして厄払いの効果もある白い財布をお求めなら、牛皮を白く加工して白蛇のうろこ模様が施された上質な国産の財布がおすすめです。
